「祖母の見舞い」て感じた、「まじめすぎる日本人の、老後への不安」 | 大阪の片隅から「日本社会を変えたい!」と思い「こっそり」と叫ぶ。

「祖母の見舞い」て感じた、「まじめすぎる日本人の、老後への不安」

今日は、京都で入院中の祖母を見舞いました。
「おっさん」の祖母ですから、もう、
「大正生まれの、90歳」
です。
とはいっても、今の高齢化社会では、珍しくもありませんが。
想像していたより元気なのには、少し安心しました。
今回の入院も、特に大病では、ありません。

なにせ、

「戦争、貧困、複雑な家庭事情、旦那との2度の死別」

いいだせば、きりが無いほどの苦労人です。

たくましさは、並ではありません。

しかし、それを、見事に乗り越え、平成の時代に生きているのです。

私の顔を見るたびに、言うセリフが、
「もう、いつお迎えが来ても、おかしくないからな。
もう、あかんわ」
と、言い続けて、かれこれ、
「20年」
です。
ちなみに、今日も同じセリフを、言いました。
外科的な病気なので、動くことは出来ません。
ですが、脳は、錆びていませんでした。
病室にあるテレビは、コンセントもアンテナも、抜かれたままです。
見舞いに来る家族に、
「見たらいいのに」
と、言われても、見ません。
それが気になったので、今日理由を聞き出すと、
「お金が、かかるやろ」
とのこと。
昔からでしたが、今でも本当にしっかりしています。


先ほども述べましたが、今、日本は、
「高齢化社会」
に、突入しています。
そのため、高齢者の医療費増加が大きな課題になっています。
医療費以外に、私が気になっているのが、
「元気なお年寄り(何歳から、というのは、今の時代難しいですが)で、
ヒマで、何もすることが、ない人」
が、多いのがとても気になります。
特に、男性の場合、
「特に趣味も無く、ひたすら仕事一筋」
だった方が多く、
「定年後、何をしていいのか、わからない」
という人が多いのです。
そのため、
「家でテレビばかり見て過ごし、外部との接触もなく、
そのまま、認知症になってしまうケース」
も、多いと聞いています。


ちなみに、90歳の祖母も、

「70歳まで、仕事一筋」

だったのです。

趣味はおろか、旅行もほとんど行っていません。

入院前も、ひたすらテレビ三昧。

「何か、することが、ないやろか?」

と、私も日々考えていましたが、なかなか、いいアイデアも、浮かびません。

「老後、どうやって、過ごすのか?」
これは、高齢化社会の大きな課題だと、思います。

今の高齢者の方は、

「まじめすぎる、日本人」

の典型です。

ですが、ぜひ、老後は、

「不真面目な、日本人」

であるぐらいの方が、いいかもしれません。


今やパソコンを使える高齢者の方も増えています。
そういった方は、ぜひ、
「定年後、ブログを始めて、仕事時代とは、違った世界をのぞいて見る」
ことを、お勧めしたいです。