「力士死亡、傷害で立件」を聞いて想う、「大人の『いじめ』が社会に及ぼす悪影響について」 | 大阪の片隅から「日本社会を変えたい!」と思い「こっそり」と叫ぶ。

「力士死亡、傷害で立件」を聞いて想う、「大人の『いじめ』が社会に及ぼす悪影響について」

「いじめ」
は、今に始まったことでは、ありません。
ですが、ここ最近は、
「いじめが陰湿、そして、より残酷になってきている」
という、漠然とした印象があります。
少し前、
「いじめを苦に、授業中に自殺した学生」
も、いましたが、かなり陰湿な「いじめ」が、あったようです。
しかし、こういった「いじめ」は、
「事件になったからこそ、表に出た」
のであって、
「表に出ないままの、陰湿ないじめ」
は、たくさんあるのでしょう。
しかし、「いじめ」は、子供だけの問題では、ありません。
「大人でも、陰湿で、残酷な、いじめ」
は、存在しているのです。
「今年6月、17歳の力士が急死した件で、部屋の親方らを傷害などで立件へ」

(yahoo!Newsより)
というニュースを聞いて、
「大人が、これでは・・・」
と、ため息が出ます。


この事件は、最初、
「稽古中の、事故」
という報道がありました。
大相撲は、
「格闘技でもあり、激しいけいこなら、事故もあるかな」
と思っていました。
しかし、詳細を聞くと、
「相撲の稽古とは、無関係の事実」
が、あったのです。
たとえば、
「親方に、額をビール瓶で殴られたこと」
も、あったとか。
これは、まだ許せる(?)としても、もっと驚くことに、
「兄弟子達に、たばこの火を押し付けられ、体にやけどの跡があった」
そうです。
これは、あきらかに、
「兄弟子からの厳しい指導ではなく、ただのいじめ」
でしかありません。
恐ろしいことに、この件は、
「最初、稽古中の事故でのこと、としか、報道されていなかったこと」
です。
「たまたま、稽古中に死亡したから、明るみになっただけ」
かも、しれないのです。
「他の部屋でも、似たことがあるかもしれない」
という疑惑は、当然浮かびます。


大相撲に限らず、スポーツの世界は、
「厳しい、縦社会」
です。
この事自体は、別に悪いことでは、ない、と思います。
「先輩の厳しい指導で後輩が育つ」
のが、スポーツの世界だからです。
ただ、
「縦の関係を利用して、悪質ないじめに発展する場合」
は、何の意味も無いのです。

しかし、こういった事は、
「毎年、同じことが繰り返され、悪しき伝統となる」
という場合が、多いのです。
今の大人でも、若い頃の部活動で、
「先輩達の悪質な指導の影響で、何か歪んで育った」
という影みたいなものが、見える人も、います。
そんな大人が、親となるのです。
子供達への悪影響は、当然あるでしょう。


スポーツ活動で学ぶ、
「上下関係の厳しさ」
は、とても大切な事だと思います。
ですが、
「厳しさと、単なる無意味ないじめは、まったく意味が違う」
のです。
こういった悪しき風習みたいなものを、大人たちが自覚して、

無意味ないじめを無くさないと、
「子供達の陰湿ないじめは、なくならない」
と、思います。
いつも、言っていますが、
「まずは、大人から」
が、本当に大切だと思います。