マスコミの見方について。「北の海理事長の、イメージが、作られる瞬間」 | 大阪の片隅から「日本社会を変えたい!」と思い「こっそり」と叫ぶ。

マスコミの見方について。「北の海理事長の、イメージが、作られる瞬間」

今日、職場の食堂のテレビには、
「昼のワイドショー」
が、映っていました。
話題は、例の、
「大相撲問題について」
でした。
普段、そんな番組を見る機会も、見る気もありません。
ですが、社会勉強のつもりで、見ていました。
特に、感じたのは、
「テレビって、やっぱり、恐ろしい」
ということでした。


放送されていたのは、
「北の海理事長の10月6日の記者会見」
でした。
主に、取り上げられていたのが、
「時津風親方処分について」
でした。
「相撲協会の信用、名誉を著しく失墜させたから」
と語る北の海理事長の発言を、
「抜き出して、繰り返し、放送していた」
のです。
また、記者からの、
「他の部屋における暴力指導問題については?」
との質問の答えで、
「それは、どこのこと?」
と、厳しい表情で語る北の海理事長の姿も、何度も繰り返していました。
私は、「体に悪い、早食い」なので、実質テレビを見ていたのは、
「15分程」
です。
その短い間に、
「同じ場面を、何度も繰り返し、放送していた」
のです。
まるで、これは、
「北の海理事長に対して、悪いイメージを、視聴者に持たせるため」
みたいに、見えました。


私は、今回の相撲協会の対応に、満足していません。
「歴史と伝統ゆえの、世間との感覚の差」
に、驚いています。
しかし、
「何もここまで、北の海理事長を、悪いイメージで、
放送する必要は、あるのか?」
という疑問が、あります。
テレビとは、
「動く映像で、見て理解できる、そして、影響の強いメディア」
です。
しかも、
「放送局側の意図で、映像をどうにでも作ることが出来る」
のです。
私は、今日ワイドショーを見て、
「世間の人が抱くイメージは、こうやって、作られるのか」
という典型を、見た気がしました。


私達視聴者は、
「テレビ放送を、そのまま信じるのも、信じないのも、自由」
です。
「全部、信じるな!」
とは、言いませんが、せめて、
「新聞、もしくは、ネットなどの文章による情報」
も、同時に見ることは、したほうがいい、とは、思います。
何事もそうかもしれませんが、
「一方からだけの見方を、しない」
これが、今の情報化社会での大切な事だと思います。