「1円からの領収書に抵抗する政治たち」に想う、「見栄を張るのは、やめたほうが・・・」 | 大阪の片隅から「日本社会を変えたい!」と思い「こっそり」と叫ぶ。

「1円からの領収書に抵抗する政治たち」に想う、「見栄を張るのは、やめたほうが・・・」

日本人の特徴として、
「見栄っ張り」
が、上げられると思います。
この「見栄っ張り」の悪い点は、
「見た目だけ飾って、他人と競うクセに、肝心の中身がボロボロ」
であることです。
「おまえが出来るなら、俺もやる!」
といった、
「いい意味で、張り合って、成長していく」
のなら、まだ、理解できます。
しかし、これも、
「自分の身の程にも合わないことを、無理してしまう」
ことにより、
「他人に迷惑をかけたり、自分もボロボロになる」
となれば、いい事ではない、と思います。


私の彼女の親戚筋には、京都の人がいます。
歴史ある京都の人たちは、
「強烈な、見栄っ張り」
だそうです。
特に、結婚式ともなると、まず、
「どんな服装か」
で、「見栄の張り合い」が、始まります。
その後、「ウチの子自慢」が、続きます。
「いい大学に、入った」
「海外に、留学した」
「老舗和菓子屋の跡取りと、結婚した」
などなど。
でも、そんな「見栄を並べる、素晴らしく聞こえる家庭」も、
「内面は、ボロボロ」
だと、私の彼女は、見透かしています。
私も、そんな話を聞くたび、
「なぜ、日本人は、無理な事ばかり、するのだろう?」
と、不思議に思います。


長い前フリが続きましたが、今日言いたいのは、
「政治家の皆様の、見栄っ張り」
についてです。
どうやら、以前から議論されていた、
「政治資金の支出領収書を、1円から」
という案が、決まる「かも」しれない、というニュースを聞きました。
私からすれば、
「公人である政治家が、全てのお金の流れを、はっきりするのが、当たり前」
だと、思います。
しかし、政治家の方々は、
「膨大な手間がかかるから、5万円以上から」
という不思議な事を、おっしゃっています。
さらには、
「収入である政治資金の完全公開にも、反対」
しています。
支出・収入の完全公開に、反対するのは、
「やましいことが、あるから」
だと、思います。
そのくせ、
「言う事は、キレイごと」
です。
「なぜ、そんな、無理をするのか?」
と、いつも、思います。


「私は、クリーンな、政治家です」
と、言う人を、今誰が信用するでしょうか?
「どこかで、何かをしていたり、どこかと、繋がっている」
と、思うのが、普通です。

「大臣になったとたん、ボロボロ出てくる様子」

を見れば、なんとなく、わかるはずです。
そんな「クリーン」などと、くだらない「見栄を張る」ぐらいなら、
「すべて、ハッキリさせたほうが、楽」
な、はずです。

しかし、私も、
「日本の権力社会における、深い闇があるから、簡単な事では、ない」
といった事は、充分知っています。
しかし、
「あえて、政治家が、見栄を張るのをやめること」
は、
「日本人そのものに、強い影響を、与える事が、できる」
と、思います。
その影響により、今の社会における、
「キレイごとの建前ばかりで、誰かが無理をしている」
という不自然な状態が、少しでも緩和されるかもしれません。

それぐらい、
「政治家が、率先してこそ」
だと、思っています。


そんな私達も、日頃、
「ちょっとした見栄のために、無理してしまうこと」
は、多々あります。
でも、
「少しでも、素直に生きたほうが、楽」
であることも、忘れないで欲しいと思います。